第5弾 篠原有司男「げんこつで世界を変えろ!」
いくつになっても戦闘モード、これが俺の生き方だ!
84歳の前衛芸術家がニューヨークで見つけたもの
「The Interviews」の第5弾は前衛芸術家、篠原有司男さん。1960年代、日本のアートシーンにモヒカン頭で殴り込みをかけ、84歳になった今も全力でキャンバスに向き合い続ける反逆児を、ブルックリンの自宅アトリエにて3日間にわたって取材。やんちゃだった子ども時代から、「ネオダダ」の強烈なパフォーマンスの裏側、渡米、はては日本のコミックについてまで、とことん話していただきました。インタビュアーは篠原さんと同じく東京生まれのライター、大貫祥子。人生はめちゃくちゃだから面白い!カラー写真や描き下ろしドローイングも多数掲載の、パワー溢れる一冊です。
インタビュアーからのメッセージ
様々なご縁で今回の取材が実現しました。ギュウチャンの口からとめどなくあふれるお話はどれも刺激的で、予定していた質問の10倍も20倍も話がふくらみ、大変濃厚なインタビューとなりました。
ブルックリンのアトリエで私が感じたエネルギーのようなものを、本を通してお伝えできれば幸いです。
インタビュアー 大貫祥子
プロフィール
篠原有司男(しのはら・うしお)
1932(昭和7)年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部油絵学科にて林武に師事。在学中より読売アンデパンダン展に出品し、日本の前衛芸術の一時代を築く。同大学を中退後、吉村益信らと「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。活動は短期間であったが、破天荒で過激なパフォーマンスで日本の美術界に大きな衝撃を与えた。1969(昭和44)年、ロックフェラー三世奨学金により渡米。以降、ニューヨークを活動拠点とし、原色を大胆に使った大型の絵画や、「ボクシング・ペインティング」をはじめとするエネルギッシュな作品で国内外から高い評価を受ける。2007(平成19)年、第48回毎日芸術賞を受賞。2013(平成25)年、アーティストの乃り子夫人との日常を綴ったドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」が公開され、話題となった。近年はアメリカを巡回する「インターナショナル・ポップ」に出品。84歳となった今も精力的に活動を続ける、日本を代表するアーティストの一人である。
げんこつで世界を変えろ!
反逆のアーティスト、海を渡る
2016年5月30日発行/著者:篠原有司男/インタビュー:大貫祥子/定価:1,500円(税別)
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