第7弾 石川文洋「旅する心のつくりかた」

戦地での一瞬、一瞬を切り取ってきたカメラマンが語る、命の尊さ、生きることの素晴らしさ。そして、旅することの楽しさ。
「The Interviews」第7弾は報道写真家の石川文洋さん。ベトナム戦争の際、4年間をベトナムで過ごし、数々の戦場の写真を発表。一時朝日新聞社社員になるも15年後に退社しフリーに。65歳で北海道の稚内から沖縄の那覇まで日本列島を徒歩で縦断し注目されました。一度、心筋梗塞で倒れ、生死をさまようも見事復活。四国巡礼を完了し、79歳のいまもなお、沖縄の辺野古の基地問題をはじめ、各地を精力的に取材し続けています。その活力の源はなにか。それは冒険する心にありました。インタビュアーは岡野明子。旅(冒険)をするのをためらっているすべての人に、熱いメッセージを贈ります。

撮影:前田敏之

プロフィール

石川文洋(いしかわ・ぶんよう)

1938年(昭和13年)沖縄県那覇市首里生まれ。毎日映画社、香港のスタジオ勤務を経て、1965年1月から68年12月までベトナムに滞在。アメリカ軍・サイゴン政府軍に従軍取材。1969年から朝日新聞社出版局写真部勤務。1984年からフリーの報道カメラマンとして活躍。日本写真協会年度賞、JCJ特別賞、市川市民文化賞受賞、ベトナム・ホーチミン市から友好交流賞授与。著書に『戦場カメラマン』『報道カメラマン』(ともに朝日文庫)、『写真記録ベトナム戦争』(金曜日)、『戦争はなぜ起こるのか 石川文洋のアフガニスタン』(冬青社)、『死んだらいけない』(日本経済新聞社)、『日本縦断 徒歩の旅―65歳の挑戦―』『カラー版 四国八十八カ所―わたしの遍路旅』(ともに岩波新書)、『基地、平和、沖縄―元戦場カメラマンの視点』(新日本出版社)ほか多数。

 

7 「旅する心のつくりかた」楽しきかな、わが冒険人生

2017年5月20日発行/著者:石川文洋/インタビュー:岡野明子/定価:1,500円(税別)

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