第2弾 西村京太郎「人生は愛と友情と、そして裏切りとでできている」
日本一売れている作家の独白。
「騙されても裏切られても笑って許す。だけど忘れられないことも」
トラベルミステリーの第一人者として、幅広い世代から支持を集める作家、西村京太郎さん。GHQ主導の役人仕事からパン屋、探偵などさまざまな職歴を持つ西村さんは、各賞受賞後も売れない作家生活が続いたといいます。その転機となったのが、作家、山村美紗さんとの出会いと京都暮らし。インタビューでは、慣れない京都生活での失敗談や、“ミステリーの女王”の名に相応しい山村さんの豪快なエピソード、ある大物作家との確執など赤裸々な話が飛び出しました。50歳を過ぎてから「500万円の収入が5億円になった」という西村さんならではの、味のある半世紀をお楽しみください。
プロフィール
西村京太郎(にしむら・きょうたろう)
昭和5年(1930年)東京生まれ。日本の推理作家。トラベルミステリーの第一人者。東京陸軍幼年学校在学中に終戦を迎え、東京都立電機工業学校(現・東京都立産業技術高等専門学校)卒業後、臨時人事委員会(後の人事院)に就職。11年間勤務の後に退職し、私立探偵や警備員などを経て作家生活に入る。初期は社会派推理小説を書いていたが、パロディ小説や歴史小説など多彩。日本中にトラベルミステリーというジャンルを示すきっかけとなったヒット作『寝台特急殺人事件』後に全面的にトラベルミステリーに移行。オリジナル著作は2015年2月25日発行の『東京と金沢の間』で550冊に達し、その後も新刊の刊行は続いている。単行本の累計発行部数は2億部を超え、この数字を記録した作家は、日本では2012年現在、赤川次郎氏と同氏の2名。
人生は愛と友情と、そして裏切りとでできている
2015年7月30日発行/著者:西村京太郎/インタビュー:重田玲/定価:1,200円(税別)